Social Worker's Note

社会福祉士です。現場で感じたことや考えたことを発信します。

組織的対応という思考停止

 上司級の集まりに出席。それぞれの自己防衛が目立つ。みんな分析だけしてあとは誰かが動くのを待っている。分析なら誰でもできる。要するに胸を突き出せるのかだと思う。みんな「専門」家になると分析ばかりして胸を出そうとしない。ほんとうにくだらないと思った。こんな会議なら不要である。あとは組織的対応とかいって個人が踏ん張る力をとことん奪い取る。組織人なんだから組織的に動くのは当たり前。その先に目の前の現実へどう働きかけるのかそれが問題なんです。組織的対応と言ってしまうと個々人が考えなくなるのではないかとつくづく思う。なんちゃって公務員にはそれがとても滑稽に思える。

 現在の職場の課題は組織力が強すぎること。個人の声があやふやになる。人と人とのつながりが肝要ないまの仕事にとっては決定的な問題だと思う。それは個人プレーとは違う。組織に飲み込まれないという意思が必要だ。人のよさだけではいまの仕事は乗り切れないと思う