Social Worker's Note

社会福祉士です。現場で感じたことや考えたことを発信します。

プロレスみたいだな。

 19歳のボクシング世界王者について。バッシングがすごいですけど、これで年度末への筋書きがきっちり見えてきたというのが私の感想です。日本国中が彼を中心した虚構に感情移入をしていくというこの構図自体がとてもプロレス的ではないでしょうか。一つのアングルではないかというのが私の感想です。バッシングをしている時点でもはやその一員になっているのです。彼自身は父子で懸命なファイトを継続していくことなるでしょうが、もはやそれだけで終わらない社会的なうねりとなりました。彼もその駒という意味ではとても悲惨かもしれません。後には何も残らないカーニヴァルがいま始まったのです。ある一人の人間が懸命に生きていればその周辺に全体主義的な空気が熟成されていくことにちょっと怖さを感じますね。彼がぼろぼろになるまで誰も止めることのできない物語がはじまってしまったということでしょうか。彼はそれがどんな結末を迎えるのか分からないまま生きていくのです。そこにせつなさを感じます。

 仕事で精神的な緊張が続いたので週末はすごい疲れています。暑さも加わってちょっとバテ気味。静かに過ごします。

 夜自家製冷汁。ダシをたっぷり効かせたのがよかった。喉越しよく美味。