『しあわせの隠れ場所』ー養子を扱った映画作品を振り返る④
2009年に一般公開されています。実話ベースの養子のアメリカンドリームです。
一方の主人公である不遇な黒人のうつろなまなざしが印象に残ります。これこそがアメリカ映画という感じの展開ですが、最後にはハッピーエンドが絶対待っているので、安心して観ていられるのは大事なことかなと思います。
アメリカと日本ではシステムが違うので、一概に比較はできないですが、アメリカの方が養子に対するハードルが低いような気がしますね。家族観の違いも大きいと思います。
現実にはこんなに簡単に他人と一緒に暮らすことができるのかなと思います。特に未成年が他人と暮らしていたら、また別の騒ぎ(誘拐とか搾取)とかになるんじゃないかとも思います。設定の大雑把さに少し残念さな印象は残りました。
養子という現実を広く知ってもらうためのメディアとしては、こういう語り方は適当だと思いました。